Cherries―私に光をくれた者―

信じてた母の裏切り。



何をされるのか分からない恐怖。





耐えきれなかった。






走って、走って、走り続けて気付けば日も暮れて全く知らない場所にいた。





それに気付いて足を止めて、乱れた息を整える。






なんとか、落ち着いた瞬間に考え出すのは母さんの事と今の状況。



『こんな、知らない場所まで来て。

こんなに暗くなってて、ちゃんと帰れるのか?



・・・・・・いや、そもそも帰る場所がないんだった。


もう、あの家には戻れない。


なら、どうする?



あぁ、そうだ。


なら・・・・・・。』