Cherries―私に光をくれた者―

イチシside




スズハはすっきりした顔でツキとホシを見てる。




本当はさっきまでリラックスしてたけど、
自分に順番が回ってくると気持ちが重くなってきた。




俺は寝ているリラの服の裾を握った。




―――――――――――――――――


俺が生まれたときから、家には母親しかいなかった。



母さんは父親が誰かも分からない俺を生んだ。




それでも、母さんは毎日の様に




「イチシは綺麗な顔してるわよね。

私に似たのかな。」




って、笑顔を見せてくれてた。





そんな二人だけでも充分だった生活に新しい奴が加わった。





俺を生んだとき、まだ20だった母さんは仕事が全然見つからなくて仕方なく水商売をしてた。