Cherries―私に光をくれた者―

やっと繁華街の入口を通った時、100m後ろから俺を追って来た奴等の声が聞こえた。






俺は繁華街の中をとにかく夢中で走ってた。




だけど、途中で足が縺れて転んで



『あ、もうダメかな。でも、いいや。』



とか思い始めた時だった。





不意に俺の頭上に影が落ちて、目線の先には誰かの足があった。




そのまま辿って見上げて、そこに立っていたのは俺より年下に見える男の子。



それが、ヨウだった。





「・・・どうしたの?」


そう声をかけてくるヨウはどこか、興味無さげだった。





俺は目を逸らして




「別にいいんだ。やっと、本当に消えられるかもしれない。」





そう言ったら、ヨウは屈んで俺に視線を合わせて