Cherries―私に光をくれた者―

そう、分かったのは俺が『お帰り。』と返しても二人はまるで俺なんて居ないかのようにそれぞれやることを始めたからだった。





目なんて1回も合わなかった。




それからは、俺も家の中に居るはずなのにまるで、一人の様に孤独だった。




朝、起きたら母さんと父さんは二人だけでご飯を食べてて、勿論俺の分なんてなくて。




美味しそうに食事をする二人をリビングに繋がる廊下から静かに眺めるだけだった。






だけど、ある日そんな生活も終わった。




早朝。


まだ、起きてる人も少ないような時間。




突然、インターフォンが鳴ってその音で目が覚めた。