Cherries―私に光をくれた者―

俺の家が絶望へ向かっていったのは。






初めはやっぱり父さんだった。



毎日、ビールや酒に飲んだくれて、無くなると怒鳴り散らして仕方なく母さんは俺を連れて買いに行く。




だけど、母さんは主婦で父さんは職が無くなって俺は12歳の小学生で家には働いてる人は誰もいない。





母さんが必死にやりくりして貯めてた金も底をつくのは時間の問題だった。



そして、ついに家にお金がなくなった日。


母さんも壊れてしまった。


父さんが



「酒を出せよ!無いなら買ってこい!」




そう怒鳴る中、母さんは




「だったら、お金を頂戴よ!


無くなれば、酒、酒って!

それに付き合う私の身にもなってよ!!!」





そう言って泣き崩れた。




それから、完全に俺の家族が壊れるまで日は無かった。