Cherries―私に光をくれた者―

自覚したら殴られた頬がジンジンしてきて、痛くて顔を歪めてた。


そんな俺を父さんは蔑む様な目で見ながらいい放ったんだ。





「リストラされた。俺の責任じゃなかったのに。

会社の全員が俺を憐れんだ目で見てくる。


どうせ、お前もそう思いながら俺を見てるんだろ?!」






まだ、大人の事情なんて察せない俺はその言葉の意味なんか分からなくてただ生気の抜けたような父さんと





「嘘でしょ・・・。信じられない。」





と言いながら泣く母さんを見ているしかなかった。





その日からだった。