Cherries―私に光をくれた者―

夜に繁華街を歩き回って、初めは絡まれてもやり返せなくて殴られてたのに、いつの間にか勝てるようになるほどフラフラしてた。





でも、遅く家に帰れば、母さんにバレないように殴られて、





そんな生活に嫌気がさして、


『本当に消えてやろうか?』


と考え始めてた時だった。



ライが現れたのは。






その日も繁華街を歩き回って、絡まれたら殴って、いつもと同じようにやってた。





そのまま時は過ぎて、いつもなら帰る時間。


俺は人気のない路地裏でちょっと前に相手した奴が持ってたナイフを眺めてた。

そして、ふと思った。



『このまま自分に突き刺せば、死ねんのかな?』




無意識だった。


ナイフの刃を自分に向けて、自分の腹に向かって勢いよく振り下ろして、