Cherries―私に光をくれた者―

その男は第一印象も優しそうで物腰柔らかそうだったから、






「母さんが決めたなら、俺は何も言わないよ。」







って、賛成したんだ。




「ありがとう。アケル。」



そう言って、微笑む母さん。


もう、母さんも自分の事を考えていいと思ったんだ。




けど・・・・・・







けど、第一印象は所詮、俺が抱いた印象だった。




俺の11歳が2か月後まで来たある日、そいつは急変した。



初めの頃は『アケル君』って呼んで、優しく微笑んでいたのに、母さんが珍しく夜勤になったその日は違った。






部屋に居た俺を『アケル!!!』って大声で呼び出して、そいつの所に向かったら、
いつもの優しい笑顔は無くて、只々怒気を含めた瞳で俺を睨んでた。





そして、俺に向かって




「アイツはお前の事ばっかで結婚してから俺には見向きもしねぇ!

テメェなんかが居やがるから!
消えろよ!」





そう言って、母さんにバレない様な服に隠れる部分を何度も殴られた。







それからは地獄。


ソイツは母さんが居ない時に俺の体を殴り続けた。

見えない部分を。





毎日の様に殴られれば俺も嫌になる。

それからは荒れまくった。