Cherries―私に光をくれた者―

葉「・・・付き合いの長かった姫より・・・
関わり始めたばっかの奴を信じて・・・裏切った。




それだけじゃなくて・・・暴行もしたし
・・・心に傷もつけた。




族の世界の・・・暗黙の掟に反するんだ。」









珍しく、ヨウが長文話してる。






てか、初めて聞いたかも。







「族の世界の暗黙の掟って?」








類「『桜羅』の初代総長が作ったんだ。知らない族がいるかもだけど、トップに立つ族は皆知ってるよ。



どんな状況であろうと仲間は裏切らない。



どんな理由であろうと仲間に理不尽な暴力は振るわない。



どんな欲を持とうと族は武器を使わない。


どんな欲を持とうと族は正統な道を外れない。


正当な理由がない限り絶対に仲間を捨てない。




とかね。」








そんなのがあったんだ!








「し、知らなかった!」







莉「そう?まぁ、『桜羅』に入るんだからハヤカにも覚えてもらうよ?」







「うん!」