その灯火が消えるまで



「………っ!!」



あれ

俺どうして今こんなに怒鳴ったんだ?



「貴也」


結灯が、考え出した俺の服の裾を引っ張る。


「ん?」

「………その、さ。電話勝手に変わって切ったの、まずかった……?」




少しだけ、気まずそうに俺の目を覗き込む結灯。



もしかしたら。


こいつはこいつで、
そのことで悩んだのかもしれない。



ふと、そう思った。