『貴也、蛍太郎!』 2年前に僕を助けて、それから僕を楽しそうに呼んでくれたあの子も、もういない。 1年前から、会っていない。 ご主人も1年前の今頃くらいから、元気がなくなった。 きっと、あの子が死んじゃったから。