その灯火が消えるまで





そう。


不思議なことに、結灯は学校に遅れてきたり、サボったりが多かった。


学校が大好きなように見えるのに。


結灯のいない昼休み、気になって瑠衣に聞いた。


「あいつ、学校サボり多い割りに、周りから人気あるよな。」


前の学校だと、サボり多いやつは大抵、
いじめられてた。


だけど。


「はあん?結灯は周りに超優しいから、みんなも好きなんでしょ。

貴也、結灯に惚れないでよねー結灯は私のなんだから」



だそうだ。