「ラブだよ」 「…………え?」 結灯は、ふふ、と笑う。 「ていうか、貴也が私を知る前から、 たぶん私、貴也を好きだったかも」 …………………………はい? 「小学3年生くらいの頃、東京にいたんだ。 貴也、毎日どこで遊んでた?」 結灯はニヤニヤと俺を見上げる。 ……小3? 毎日………サッカーしてて………… 「……あ」 そうだ。 でっかい病院のところのサッカー場だ。