学校に行けなかった私は、 病院で毎日を過ごしていた。 あれは、7歳の5月のこと。 「かなくん。目が悪くなっちゃうわよ」 「わかってます」 廊下を歩いていたら、子供の声と看護師さんの声が聞こえて。 「………はぁ」 その部屋から、 よく知ってる看護師さんが出てきた。 「どうしたの?」 「あらっ、結灯ちゃん」