と、玄関を出ようとしたところで。



「あの子、イケメンじゃない?」

「誰待ってるんかな?」

「でも、中学生じゃない?あの制服」


周りの女子がそう言っている。



「中学生?」

結灯が反応する。


「なんか、校門にいるみたいだな」

「そうだねー」


と、校門を見ると。


学ランを来た男が立っていた。



「貴也、見えるー?」

「顔はわからん」