その灯火が消えるまで


結灯は、大粒の涙を流しながら。



「貴也はっ………親友と好きな人をどっちも大事に思ってたのに!

あなたが壊したっ!


なんでわからないのっ?!

大事な人が離れてっちゃったら、
貴也もっ、幹歩くんもっ!

みんなが悲しいんだよ!


ばかっ!


ばかっ!


ばかぁあああああっ!」


ポカポカと美津を叩いて泣く。