「ままっ!取り敢えず教室案内するから!」


ポンッ!

と違う教師に肩を叩かれる。



振り返ると、そこには糸目の温厚そうな男の先生。


「僕は君の担任、長瀬聡志(ながせさとし)です。よろしくね。

梶原さんはいい子だし、何よりうちのクラスは、本当にいいクラスだから。

心配しないでね」


「………どうも」