でも貴也は、告白されても知らない人はきっぱり断るタイプ。 それは、ちゃんと調べ済みだった。 それならば。 懐に友達として入って。 私を女の子として意識してもらう。 それから告白すればいい。 私は早速、実践した。 二人がこそこそと通う図書室へ行って。 『モデルと勉強を両立したい』 貴也がもっとも好きな言葉で近付く。