「…ゆ、結灯……?」 「知っててあげる」 結灯に強く抱き締められて、視界が真っ暗な中、その声が耳に響く。 「貴也は何もしてなくて、ただ友達思いのバカなんだってこと。 みんなが知らなくても。 私だけはちゃんと。 知っててあげる」 「っ……!!」