不思議なことに。 俺の中では、美津も幹歩も同じくらい大切だった。 美津が一番、ていうわけではなかった。 昼休みは今まで通り三人の勉強会がよかったし。 デートよりは部活が優先だったし。 休日だって、どっちかというと、美津より幹歩といた。 幹歩は俺に 「俺、美津のこと諦めるからお前は気にすんな。 貴也。おめでとう」 そう言ってくれて、俺を応援してくれた。 俺は大事な人二人といられて、 幸せだった。 このままでいい、 このままでいたい そう思ってたけど。