「聞いてんのか?」 「なんだよ」 「授業は?」 保護者でもないんだからうるさいこと言ってんな。 豊の言葉にイライラしていると横から明美が口を挟んだ。 「自習なんです。豊先輩は授業受けないんですかぁ?」 可愛い声で明美が答えたにもかかわらず豊はより一層不機嫌な顔をしだす。 「お前誰だ?!」 そして、豊の睨みは明美へと視線を移した。 明美は何も答えられずに固まってしまう。 「あたしの連れだよ。睨んでんじゃねぇよ」