「てめぇ、調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」 入学早々、髪の毛を引っ張られてる私って…… 「何とか言えや!!」 言いたいことは沢山ある。 でも、あんたら、それを言ったからって、この手を離してくれないだろ? 寧ろ…… もっと、怒る気がするし。 「はいはい、そこまでにしようか」 見知らぬ女達に囲まれたあたしの背後から男の声がした。 パチパチと手を叩く音と共に……