「学校にはもういねぇよ」 「じゃあどこにいる?」 「俺のアパートか自分の家じゃねぇか?」 「わかった」 あたしは踵を返し、屋上から出ようとした。 「待て」と豊があたしの腕を掴む。 「何?急いでるんだけど」 「どこに行く?」 「翔を探しに」