お腹が満たされた私は大の字になって寝転がった。 「天地(あめつち)の‥‥神にぞ祈る朝なぎの‥‥」 ポツリ、ポツリと自然と口から出た歌詞の一部。 (何だろう‥私こんな唄知らない‥‥) お神楽を上げる時はあんな唄は歌わないし。 あの手紙を拾ってから不思議な事ばかり起こる。 奏はお風呂入りに行っちゃったし。 何かつまんないなあ。