それから、俺たちはリビングに行ってソファに座って捻挫の処置をした。

「よし。キレイに貼れたよ。あそこの階段は危ないから、走っちゃダメだよ?」

「はい。ごめんなさい……」

「ん。よろしい!」

そういって、朱鳥の髪を撫でる。

「そういえば……」

「ん?どうした?」

「ねぇ、楓摩。私って、どこに荷物置けばいい?」

あ……

まだ、朱鳥には部屋のこと秘密にしてるからな……

どうしよう

とりあえず……

「い、今さ!朱鳥の部屋になる所片付けしてるから、とりあえずここに置いといてくれるかな?」

「わかった。じゃあ、ここに置いておくね?」

「おう!」

我ながら、よくとっさに嘘つけたな(笑)

危ない、危ない。

「朱鳥、今日は久しぶりにいっぱい動いて疲れたんじゃない?夕飯になったら起こすから、それまで寝てるといいよ。」

「うん。そうする。じゃあ、私ここで寝てるね?」

「うん。おやすみ。」

「おやすみ。」