「……すか、あすか、あーすーか」

「ん?」

「おはよ、気分はどう?少しは気持ち悪さなくなった?」

「うん。ありがと、もう大丈夫だよ。」

さっきまでの、気持ち悪さが嘘みたいなほど、スッキリしていて、気分がいい。

「じゃあ、見に行きますか!朱鳥も早く行きたいでしょ?」

「うん!」

水族館の中に入ると、たくさんの魚が出迎えてくれた。

サメやエイもいる!!

普段見ることのない魚たちにとても、興奮する。

「朱鳥、楽しい?」

「うんっ!とっても、楽しい!すごいね!見たことない魚がいっぱい!!」

「あはは、それはよかった。朱鳥が楽しそうで何よりだよ。」

楓摩も楽しそうにしてくれている。

楓摩は、さりげなく私の手を取り握ってくれている。

そんな、ちょっとした事でも、楓摩とならとても幸せに感じる。

「朱鳥、もうすぐイルカのショーとかあるみたいだけど、見に行く?」

「行くっ!!行く行く!ぜーったい行く!!」

「ハハッ、よっぽど楽しみだったんだな。よし、じゃあ、行くか!」

今日、私が一番楽しみにしていたもの!

この前、調べた事によると、イルカに触ることもできるらしい!

楽しみだなぁ♪