驚きだった。

普段敬語でキレることの無い亮が大声でキレていたんだ

もちろん、普段敬語なのに敬語じゃない


俺はその殺気に怖気付いてしまった


でも、胸ぐらを掴まれている黒澤優美はびくともしていなくむしろ余裕そうに笑っていた

だけどその表情は一変して「ふざけてるのはどっち?私の妹を殺しといてよくそんなことが言えるわよね。この言葉そっくりそのままお返しするわ」

そう言って亮の手を振り払って亮を上から見下した

そして


「今度キレさせたら...殺すよ?」

そう亮の殺気を余裕で上回って言った

その殺気は誰よりも恐ろしく総長の理央さえ固まるほどだった


なんで俺は何も出来ないんだよ...


綾斗sideend