それはお姉ちゃんから聞いたこと 必死だったらしい 今から言うのは嘘になる だけど本当に死んでたらそう伝えてたかもしれない 「愛華はその一時間後に亡くなった。亡くなる直前に愛華はいった。黒龍は悪くないから絶対に手を出さないでって。泣きながら笑顔で」 あの時の私だったらそう言ったと思う 「悔しかった。私の心が初めて愛華に読まれたから。私は復讐するつもりだった。だけど愛華に言われたからやめようと思った。それなのに、黒龍は...!!」 黒龍は自分の犯した過ちなのに涙を流し始めていた