向かうのは、この先の小さな教会。 溢れる緑に囲まれた、可愛い教会だった。 角を曲がれば、みんな待っている。 ほら。 白銀の髪をした美しい人も。 熊みたいな顔をしたおじさんも。 ちょっと童顔の、年下の男の子も。 みんな待ってくれている。 教会の扉を開ければ、そこには彼女の大切な人。 黄金の髪の彼と。 漆黒の髪の彼と。 彼女が胸に飛び込んだのは……。