久遠の絆

(ここは……どこだろう)


宙に漂いながら、蘭は思った。


そこは上も下も、右も左もない世界。


(これは、宇宙?)


いや、宇宙でもない。


もっと、根源の。


宇宙が生まれた場所。


初めて見るのに、何故かそう分かってしまった。


「ああ、そうだった。君たちは、宇宙の始まりだったね」


蘭は五つの石にそう語りかけた。


「帰るんだね、あそこに」


瑠璃の石がちかちか瞬いた。


「ありがとう。君に出会えて、わたし、いっぱい大切なこと、知ったよ」


瑠璃の石がまた瞬く。


すると蘭は、いつの間にか、周りにさまざまな色の石が集まっていることに気が付いた。


「皆も、帰るんだ。そして、わたしも……」







さよならだね




ありがとう





またいつか、会えるといいね