久遠の絆

「赤は、破滅……」


『神殿もろとも、破壊してやる』


ヘラルドが言うと、赤い石から赤い光がほとばしり出た。


「蘭を守るんだよ!」


言いながら、シェイルナータはナイルターシャの元に戻った。


カイルとシドが、蘭の前に立ちはだかった。



『死に損ないめが。私手ずから、黄泉路へと送ってやろう』


「来るぞ」


三人の前に、金と銀の障壁が出来る。


「無駄だ」


静かな声と共に、赤い閃光が飛んで来た。


障壁にぶつかる。


だが、壊れたのは障壁のほうで、赤い閃光はそのまま三人に突っ込んできた。


「キャーッ!」


爆風と共に、三人は飛ばされた。


「う……」


悶えていると、蘭の前に誰かが立った。


『瑠璃の巫女』


ぞっとするような暗い声だった。


「蘭さま!」


「蘭、逃げろ!」


『お前は本当に目障りだ』


ヘラルドの指輪に赤い光が灯った。


『消えてなくなれ』


赤い光が強さを増す。


そして、蘭に向かって放たれた。




ドンッ!




「うっ」


声を上げたのは、ヘラルドの方だった。