久遠の絆

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巫女姫の村にある神殿。


そのもっとも奥の部屋。


蘭は祭壇に横たえられていた。


隣には、ナイルターシャも眠っていた。


この部屋の外よりはましなのか、老女の呼吸は穏やかだ。


そんなナイルターシャの寝顔を、シェイルナータは労しそうに見ていた。


そんなシェイルナータに、カイルが問うた。


「ここで、我々は何をすればいいのです?」


「いよいよ指輪の力を使う時が来たよ。しっかり、おやり」


「だから、どうしたらいいんだよ」


「その時が来れば、自ずと分かるさ」


その時蘭がうっと呻いた。


「蘭さま!」


「蘭!」


「しっ。静かに。この子もどうやら、最後の戦いをしているようだよ」


時折蘭は苦しそうに顔を歪めた。


「見てらんねえ」


シドは顔を背けたが、カイルは蘭を見守り続けていた。