久遠の絆

◇◇◇





頭が何となく重い。


「疲れてるのかな」


何もしていないのに、疲れるのだろうか。


「しっかりしろ。わたし」


蘭は頭をコンと叩いた。


「どうしたの?蘭」


声に振り向くと、マトがいた。


「頭痛?」


「うん。そんな感じ」


「そっか。無理するなよ。何なら、薬湯作ろうか?」


「薬湯?」


「うん。ジャングルに生えてる、薬になる植物を煎じて湯に溶かすんだ。効くよ」


マトは手際良く、カップに湯を注いで薬湯を作った。


「はい」


「ありがとう」


蘭は恐る恐る口を付けた。


途端、何とも言えない渋みが口の中に広がる。


「美味しくはないよ」


顔をしかめる蘭に、マトは事も無げに言った。


「早く言ってよ……」