久遠の絆

「さあ、蘭さん。あなたの守護者を見つけて」


「わたしの、守護者……は誰……?」


黒ずんでいた筈の瑠璃の石から光が溢れ出した。


始めは微かな光であったけれど、次第に眩しく、力強い光に変わっていった。


蘭は唖然として見つめたまま、固まってしまった。


石の力を使うときには必ず光るものではあったけれど、黒くなってしまった石が光るとは思っていなかったのだ。


石は死んではいない。


そう思わせる現象だった。


「イーファンさん、どうしよう」


「落ち着いて。石に任せるのです」




瑠璃の石から溢れ出た瑠璃色の光は、やがて金と銀の石を包み込んだ。


金銀の石を誘うように、瑠璃色の光が渦を巻く。


すると金と銀の石からも光が溢れ出てきたのだ。


その金色と銀色の光は、ある程度の量になると、瑠璃色の光と共にぐるぐる回り出した。


濃い青色に、金銀の筋が加わり、ゆっくりと渦巻く。



「あ……宇宙みたいだ」



蘭は思わず呟いていた。


さながら、渦巻く銀河のように。


星々が連なる宇宙のように。


美しい光の渦となって回り続けた。





やがて金色と銀色の光が、そこから弾かれたように飛び出した。


ふたつの光は絡み合いながら螺旋を描き、天井の辺りまで上ると、そこからそれぞれに分かれ、降下した。


そして。



金色の光は、カイルへ。


銀色の光は、シドへ。



出会えたことを喜ぶように、ふたりを包み込む。





こうして、蘭の守護者が選ばれた。