久遠の絆

「わたし。そんなやり方、知りません」


「あなたがご存知なくても、こちらなら」


そう言って、イーファンは瑠璃の石を指差した。


「でも、この子は……」


そう。瑠璃の石は。


いまだ黒く澱んだままだ。


「これはもう、一か八かに賭けるしかないのですが。互いの共鳴にね」


「共鳴……」


先程、蘭と共鳴したように、この指輪たちの持ち主たちともそうなるなら。


やってみる価値はありそうだった。


「シェイルナータが来ましたね」


「え、イーファンさん、知って?!」


そう言えば、いろいろなことが一度に起こりすぎて、イーファンに告げるのをすっかり忘れていた。


「この部屋に戻ったとき、彼女の気配、残り香のような物を感じたので」


「そっか……」


「彼女がここに来たと言うことは、向こうには、こちらのことは筒抜けだと言うことですから、それを念頭に動けなくては」


「ど、どうしよう」


「それでも、我々に出来ることをやるしかないのですよ。ね、蘭さん」


「……そうですね!」








そうだ


やるしかないんだ


ここには皆いる


一人じゃないんだから


だから、頑張ろう


最後まで、やり遂げよう


ヘラルドになんか、負けない


自分の弱い心にも負けないよ