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ナイルターシャはそんなものかと思った。
だから見守ることにした。
本人たちがいいなら、それでいい。
瑠璃の巫女としての役目さえ、きちんと果たしてくれたら、それでいい。
そう思うことにした。
だって、信頼する姉が、そう言うのだから。
姉の言う通りにしていれば、今までも間違えることはなかった。
今回もそうなのだ。
シェイルナータが見守れと言うのだから。
そうしよう。
ナイルターシャの一番の誤りは、世間知らずであったことだ。
巫女姫になるべくして、大切に育てられ過ぎた。
それから。
姉を信頼し過ぎていたことだった。
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