久遠の絆





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「私よりも、ヘラルドを愛したというのですか?」


藤色の瞳を哀しみに曇らせながら、イーファンは言った。


星愛は顔を俯かせながら頷いた。


「……私は、あなたが好きです。星愛。あなたがいなくては生きていけない程、あなたが好きです。それでも、あなたはヘラルドを?」


また言葉なく頷く星愛。


イーファンを見ることはなかった。


「分かりました。あなたがヘラルドを選ぶなら、私は身を引きましょう。あなたが幸せであるなら、私は良いのです……」





いっそ、イーファンが彼女の身をかき抱き、星愛の意志など関係なく攫ってくれたなら。


彼女の心は少しは晴れたかもしれない。


けれどイーファンは優し過ぎたのか。


星愛の気持ちを尊重するあまり、見誤ったのだ。


イーファンは去った。


その場に泣き崩れた星愛を知ることはない。







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