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ヘラルドが星愛の部屋を訪れる。
口を塞ぎ、有無を言わせぬまま寝台に倒し、覆い被さった。
星愛は抵抗出来ない。
力がある故に分かる、ヘラルドの恐ろしい気質。
まだ、恋人も触れたことはないのに……。
高貴な生まれである彼女が凌辱される。
耐え難い屈辱。
星愛は心に出来た傷から、血を流し続けた。
そして。
「愛してる。星愛……」
言葉とは裏腹な、感情の篭らない声に、星愛の背に悪寒が走った。
「そ、そなたは何者だ?!」
無理矢理塞がれた唇から一瞬だけ逃れ、詰問の声を上げた。
「何者?ただお前が欲しい。それだけだ」
「やめっ……」
星愛の着物が引き剥がされる。
恋人の顔を脳裏に浮かべながら、星愛は犯された。
そして。
ヒメミコとしての誇りも、瑠璃の巫女としての使命感も、粉々に砕け散った。
星愛は空蝉のように空虚な存在となり、心を閉ざした。
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