久遠の絆





***





ヘラルドが星愛の部屋を訪れる。


口を塞ぎ、有無を言わせぬまま寝台に倒し、覆い被さった。


星愛は抵抗出来ない。


力がある故に分かる、ヘラルドの恐ろしい気質。


まだ、恋人も触れたことはないのに……。


高貴な生まれである彼女が凌辱される。


耐え難い屈辱。


星愛は心に出来た傷から、血を流し続けた。


そして。


「愛してる。星愛……」


言葉とは裏腹な、感情の篭らない声に、星愛の背に悪寒が走った。


「そ、そなたは何者だ?!」


無理矢理塞がれた唇から一瞬だけ逃れ、詰問の声を上げた。


「何者?ただお前が欲しい。それだけだ」


「やめっ……」


星愛の着物が引き剥がされる。


恋人の顔を脳裏に浮かべながら、星愛は犯された。


そして。


ヒメミコとしての誇りも、瑠璃の巫女としての使命感も、粉々に砕け散った。


星愛は空蝉のように空虚な存在となり、心を閉ざした。






***