久遠の絆






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その翌日、またナイルターシャが神殿にやって来た。


昨日は開けられることのなかった小箱と、今度は一人、見知らぬ人物を伴っていた。


短く切り揃えられた黒髪、すらりとした肢体。


なかなかの美青年。


だが、その瞳は冷たく、何の感情も浮かんではいなかった。





ナイルターシャはもう一つの小箱を開けた。


そこには、銀の指輪。


「これは、もう一人の守護者に与えられる指輪です」


そう言って、ナイルターシャは隣に座る青年にその指輪を与えた。





「銀の守護者。彼の名は、ヘラルド」





ヘラルドは、冷たい目を星愛に向けた。


そして、にたりと笑った。


星愛は、蛇に睨まれた蛙のように、身じろぎ一つ出来ずにいた。








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