久遠の絆

「二人には、私のほうから既に説明していますが……」


蘭には、ここがアトゥマという反政府組織の秘密基地だということ。


シャルティには、蘭が瑠璃の巫女という救い手だということ。


蘭とシャルティは共に頷いた。


「しかし、それだけでは不十分ですから、今日は私のお話できることをすべて、お教えしようと思います」


「すべて……?」


「ええ、そうです、蘭。すべてです」


シャルティは何も言わず、鋭い視線をイーファンに向けている。


それは、今までのどこかおどけたような彼ではなく、組織の上に立つものとしての、威厳のある表情だった。









「ヘラルド……すべての元凶は彼です」


そう言って、静かに語り始めたイーファン。


その内容は、今まで誰も、ナイルターシャさえ教えてくれず、どの歴史書にも書かれていない、驚愕の真実だった。