久遠の絆

意識を失っていたのはほんの一瞬だったようだ。


シャルティは頭を片手で抱えながら立ち上がった。


まだくらくらするが、あとは特に異常はなさそうだった。


そして目にした光景。





黒い繭の中。


黒い霧が纏わり付いた、全裸の少女が横たわっている。



その傍らには。


繭と同じ、真黒い男が、少女を見下ろしていた。


目と口だけの顔に、下卑た笑いを貼付けて。