「それを承知で、俺はあんたの傍にいるって決めたんだ。今さら言いっこなしだぜ」
「ふふ……あなたは昔からそうだった。なんでも、どんな困難なことでも大したことのないように受け入れて下さって……。それでどれくらい私の心が救われたか……」
「イーファン」
「はい?」
「俺とお前は同士だ。忘れたわけじゃないだろ?」
「……」
イーファンと呼ばれた神秘的な男は、はにかんだような笑みを浮かべた。
「そうでしたね」
「ああ、そうだ」
「はい……」
それでも。
もし、相手がシャルティでなかったら。
自分はこれ程に思いを伝えることが出来ただろうかと、イーファンは思う。
シャルティだったから。
彼に出会えたから。
目標まであと一歩のところまでこれたのだ。
「感謝します、シャルティ」
「だあから、そういうのをやめろって言うんだ」
シャルティは照れたようにそっぽを向いた。
そんなシャルティを見て、
「だって、感謝してるのですから。言わせて下さいよ」
と、くすくす笑いながらイーファンは言った。
「言わなくていいって。それより」
照れる話は打ち切りとばかりにシャルティが身を乗り出した。
「はい」
「何故、手掛かりが消えてしまうんだ?」
イーファンの顔が曇った。
一時(いっとき)和やかな空気に包まれた室内は、一変して重苦しくなってしまった。
「何か、邪魔するものがいるのか……」
「ふふ……あなたは昔からそうだった。なんでも、どんな困難なことでも大したことのないように受け入れて下さって……。それでどれくらい私の心が救われたか……」
「イーファン」
「はい?」
「俺とお前は同士だ。忘れたわけじゃないだろ?」
「……」
イーファンと呼ばれた神秘的な男は、はにかんだような笑みを浮かべた。
「そうでしたね」
「ああ、そうだ」
「はい……」
それでも。
もし、相手がシャルティでなかったら。
自分はこれ程に思いを伝えることが出来ただろうかと、イーファンは思う。
シャルティだったから。
彼に出会えたから。
目標まであと一歩のところまでこれたのだ。
「感謝します、シャルティ」
「だあから、そういうのをやめろって言うんだ」
シャルティは照れたようにそっぽを向いた。
そんなシャルティを見て、
「だって、感謝してるのですから。言わせて下さいよ」
と、くすくす笑いながらイーファンは言った。
「言わなくていいって。それより」
照れる話は打ち切りとばかりにシャルティが身を乗り出した。
「はい」
「何故、手掛かりが消えてしまうんだ?」
イーファンの顔が曇った。
一時(いっとき)和やかな空気に包まれた室内は、一変して重苦しくなってしまった。
「何か、邪魔するものがいるのか……」


