久遠の絆

◇◇◇





「ハウレン少将っ!巨大なエネルギー波をキャッチしましたっ!!」


「どういうことだ?!」


「分かりません!」





その時本営のすぐ脇を、エネルギーの渦が通り過ぎた。




一瞬目がくらんだ。


ものすごいエネルギーの影響で、体がびりびり痺れた。






次に目を開けると、ハウレン少将は司令官室を飛び出し、バルコニーへと出た。


荒い息を吐きながら、エネルギー波が向かった先を見た。


そして、息を飲んだ。



「皇宮が……」



本営から少し離れた場所にある皇宮。


皇帝・皇族・大貴族が住まう場所。


そこが、跡形もなく消えていた。


少将は膝からくず折れた。


「同盟が、やったのか?」


バルコニーに敷き詰められた石のタイルに手を付き、少将は怨嗟の声を上げたのだった。