久遠の絆

「その考えは変えねえってことか」


「ええ」


「まあ、そんならあれだ。それはそれでいいさ。だがな、これだけは覚えとけよ。何があっても、どんな時でも、俺や数万人という兵士は、あんたの味方だって」


「…………ありがとうございます」


そんなカイルに、グレン中将はにっと笑って見せた。


「やれるだけやろうぜ!それで付いてくる結果なら、俺は後悔しねえ」


「中将……」


またガクンと船が揺れた。


立ったまま話をしていたふたりも、そのまま倒れそうになるくらいの激しい揺れだった。


『再び被弾。かなりの損傷です!』


「ちっ。こっちばっか被害こうむってんじゃねえか」


「アザゼルを全機収納し、艦隊で勝負する。総員砲撃用意」


熊の舌打ちに重なるように、カイルの鋭い指示が飛んだ。


「アザゼル、止めるのか?」


「すべての対艦砲を使えば、あるいは……」


「一縷の望みって奴だな」


『収納完了。総員配備に着きました』


オペレーターの声を受け、カイルが一歩前に出、スクリーンに映し出された同盟軍の艦隊を睨むように見た。


「砲撃開始」


静かな声が管制室に響いた。


それと同時に、幾筋もの光の矢が同盟軍の艦隊に向けて飛び出した。


陽光よりも明るい光がこの空域に溢れた。


そして起こる爆発。


その爆音で、空気が震える。


「やったか?」