管制室に戻ったヘラルドは、総帥の意を受けたとばかりに命じた。 「高密度粒子砲 エネルギー充填」 オペレーターの一人がぎょっとしたようにヘラルドを見た。 「参謀。総帥の許可は?!」 「この船はこのままガルーダへ帰還する。 総帥がこの空域におられる間に、一気に首都までの道を開く」 「は、はっ」 部下にとっては、総帥であるシド・フォーンよりも、この参謀の方が得体の知れない存在であるらしい。 逆鱗に触れる前にと、オペレーターは前線の旗艦へと命令を伝えたのだった。