お昼を食べ終え、恋音と階段を降りていると…



「天音さん!」



聞き覚えのある声がして、私は動かしていた足を止めた。



なんで…?



「天音さんお昼屋上だったんだね」

「え、あ、うん…たまにはね…」



成宮が目の前に居て私話してるの?



これじゃあ、屋上の意味無いじゃん…。



「私職員室に用があるから先行くね!!」

「え、ちょ…恋音~!?」



成宮の存在に気づいた恋音は、空気を読み行ってしまった。



嘘でしょ……。



二人にしないで……っ!!