「俺、この先大丈夫かな…」
「…ん?」
翔斗が心から安らげる居場所になりたい。
「心音ちゃんが好きすぎて、ものすごくヤキモチ妬いちゃいそう(笑)」
二度と彼が悲しむことがないように。
「それはあたしだって同じだよ?」
二度と苦しむことがないように。
「…心音ちゃん。キス、したい……」
「…うん」
あたしたちはお互いの居場所を確かめ合うように、顔を寄せ合った。
「俺、ベタベタしすぎかな?」
心音ちゃんとひとときも離れたくない、と彼の右手に包まれるあたしの左手。
「そんなことないよ。翔斗の気持ち、伝わってくるし…」
慣れないあたしには緊張の連続だけど。
きっとこれがあたしの日常になっていく。
初めてのお付き合いは、きっと楽しいだけじゃないかもしれないけど。
それでも自分たちを見失わないように。
二人で支えあっていこうね、翔斗。



