黙って俺のモノになれ【下】


「俺、この先大丈夫かな…」



「…ん?」



翔斗が心から安らげる居場所になりたい。



「心音ちゃんが好きすぎて、ものすごくヤキモチ妬いちゃいそう(笑)」



二度と彼が悲しむことがないように。



「それはあたしだって同じだよ?」



二度と苦しむことがないように。



「…心音ちゃん。キス、したい……」



「…うん」



あたしたちはお互いの居場所を確かめ合うように、顔を寄せ合った。



















「俺、ベタベタしすぎかな?」



心音ちゃんとひとときも離れたくない、と彼の右手に包まれるあたしの左手。



「そんなことないよ。翔斗の気持ち、伝わってくるし…」



慣れないあたしには緊張の連続だけど。


きっとこれがあたしの日常になっていく。









初めてのお付き合いは、きっと楽しいだけじゃないかもしれないけど。






それでも自分たちを見失わないように。











二人で支えあっていこうね、翔斗。