「仮にもし禁止だとしても、俺は心音を諦めるつもりなんてねぇし」
優空くんの真剣な眼差しから、あたしは恥ずかしくて顔を背けた。
「言っただろ?俺は心音以外は考えられねぇって」
優空くんの言葉はいつも真っ直ぐで、あたしはいつからかそんな優空くんの虜になってたのかもしれない。
辛いとき、そばにいてくれたのはいつも優空くんだった。
うまく言葉に出来ないときも、寄り添ってくれた。
あたしにとって優空くんは、なくてはならない存在になってた。
「嬉しい。あたしも、優空くんだけが大好きだよ。いつもそばにいてくれて本当にありがとう」
あたしもいつか、優空くんを支えられるような人になりたいな。
「これからもさ。隠し事なんてすんなよ。どんなことがあっても俺が心音のそばにいるから」
まだまだ未熟なあたしだけど
「ありがとう。あたしも優空くんの一番近くにいる」
今日から優空くんという’’彼氏’’と共に生きていく。
明るくて無邪気な優空くん
少し気だるげな男らしい優空くん
芸能界で活躍するユウくん
その全てをあたしの全部で愛したい。
気持ちがすっきりした今ははっきりとそう思える。
あの日、優空くんが思いを告げてくれたこの場所で。
あたしたちはお互いの思いを再確認するように
──────────────────初めてのキスをした。



