玲弥たちを巻き込むつもりはないけど、少しだけ聞いてみてもいいかな…?
「心音まで慧の味方すんのかよ~っ」
「ごめんごめん。そんなつもりはないよ」
「だよな!さすが心音っ」
お昼休みにでも聞いてみよう。
「真人さぁ、心音まで巻き込むなよっ」
「別に巻き込んではねーだろ?!」
「はいはい、分かったから。席に着こう」
玲弥の言葉にあたしたちは大人しく席についた。
☆*☆*☆*☆*☆
「────心音お前今なんて??」
お昼休み。
あたしの言葉に真人はひどく驚いていた。
「うん、だからね…好きってどういう風に思うことなのかなって」
恋をしたことはある。
だけどあの時とは状況が違うから。
「考えれば考えるほど分かんなくなっちゃって…」
「その気持ち、ちょっと分かる気がするな」
「玲弥も?」
「いや、心音ちゃんと状況は全く違うけどさ。深みにはまっていく気持ちは俺も経験したことあるから」
いつだって冷静で完璧な玲弥でもそんなふうに思うことがあるんだって思うと、少しだけほっとした。
「まぁ頭追いつかないよな」
「あー…なるほど」
「待て待て、状況分かってねーの俺だけ!?」
「真人はちょっと静かにして」
こんな時でも冷たくあしらわれる真人を可哀想に思いながらも玲弥たちの言葉に耳を傾けた。



