親愛なる君が人魚であるはずがない


「君との婚約パーティーをしたいんだ」


桜が散るころになると、姫はある程度の礼儀マナーを習得し、本物の姫のように扱われていました。


(ふーん、物語も中盤か)



こくり、と頷くとアーサーは泣きそうな顔で笑いました。



「君にプロポーズしたのは出会ってすぐだったね」



「…僕の懺悔を聞いてくれるかい」